アイロンビーズの変色の改善方法について

日頃、ピクセルピコをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
本日は、アイロンビーズの変色に関しての当店における見解と、
変色に対しての改善方法をご案内いたします。




当店では、一般的にアイロンビーズと呼ばれる製品全般において、
パッケージの開封・未開封問わず変色は発生するものであると考えております。
その変色には、大きく分けて2つのパターンが代表的です。
症状によっては色味を元の色に改善(復元)できる可能性もございますので、
少し長くなりますが、以下をお読みいただけましたら幸いです。



はじめに『アイロンビーズの性質』

当店で現在取り扱い中のフューズビーズ(ソフトタイプ)は、
主にEVA(ポリエチレンビニルアセテート)は、ポリエチレンとビニルアセテートの混合素材です。
この素材は、融点(固体が融解する温度)が低く柔軟であることから、
フューズビーズ(ソフトタイプ)の特有の柔らかな質感を得られています。
各メーカー共通でアイロンビーズの主たる素材であるポリエチレンですが、
製造の際に使用する添加素材が黄変に関わることが分かっております。



症状『変質黄変と酸化黄変』

変質黄変とは、素材自体が経年劣化により変質してしまうことです。
要因は保管状態により様々で、一概に主な要因を言い切ることが出来ません。
変質黄変の場合は元の色に戻せる可能性は低いと思われますが、
次に記載する『酸化黄変』とも根強く紐付いています。

酸化黄変とは、アイロンビーズの主成分である、
EVA(ポリエチレンを含む製品)製造する上で必要な、
添加剤に含まれる成分に『Nox(窒素酸化物)』が反応して化学変化することで、
ビーズが酸化して変色してしまう症状です。
ポリエチレン素材を酸化させるNox(窒素酸化物)は、
自動車の排気ガス・石油ストーブ・ガス湯沸かし器など、
日常的に潜在的に存在するため避けることはなかなか難しいです。

ビーズをチャック袋などを使って密閉保管することで、
Noxの侵入を軽減することは出来るかもしれませんが、
元素レベルの話になるので完全なシャットアウトは難しいと思われます。
しかし、ビーズの変色の原因が酸化黄変であるならば、
元の色味に近づけ色味を改善(復元)させる方法があります。



改善方法 その1『アイロンビーズを太陽に晒してみる』

酸化黄変してしまったアイロンビーズを日光(紫外線)に晒してみてください。
酸化の原因となる元素に紫外線が作用・性質変化させる元の色が復元されます。
ただ、あまりにも長時間紫外線に晒してしまうと、
素材自体を変質させてしまう可能性もありますので、
目安の時間としては、天候の良い日に30分から1時間程度が適当だと思います。



改善方法 その2『さらに酸素系漂白剤につけてみる』

短時間で、さらなる色の改善をはかりたい場合は、
過酸化水素水+漂白活性化剤(酸素系漂白剤)の含まれる漂白剤に、
ビーズを漬け込み太陽(紫外線)に晒してみてください。
これらが加わることで、酸化の原因となる元素の分解を助け、
更に色味の復元が期待できます。

過酸化水素水が含まれる製品としては、
衣類のしみ抜き等で使用されている酸素系漂白剤が有効です。
商品としては、花王のワイドハイターEXライオンの手間なしブライトが代表的です。
漂白活性化剤が含まれているワイドハイターEXはWno効果が期待できるかもしれません。
適度な量はビーズが浸るくらいで、説明書通りの濃度で十分に効果を発揮します。
容量・用法を守ってご利用いただきますようお願い申し上げます。



その2『素材の経年の劣化による変質黄変』

文字通り、経年の劣化により素材そのものが変質してしまい、
上記の酸化黄変も加わり、素材変質と酸化黄変がダブルで発生している状態です。
残念ながら経年や保管環境(主に温度)により素材そのものが変化している場合は、
その1.の方法の効果は薄いかもしれません。
しかし、酸化黄変も作用している可能性も高いため、
その1の方法を試す価値はあると思います。



最後に『安全に気をつけて自己責任でお願いします』

上記の方法は確実な効果を保証するものではなく、
あくまで当店の独自的な観点による改善の暫定的なご提案となります。
酸素系漂白剤を使用する際は、本体説明書の用法・用量を厳守の上、
全て『自己責任』にて、お試しいただけますようお願い申し上げます。

これからもユーザーの皆様からの貴重なご意見を活かし、
製造メーカーと一丸となって製品の品質向上・改善に努めてまいります。
これからもピクセルピコをよろしくお願いいたします。


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